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Mちゃんのこと。

同い年 親友のMちゃん。

親友というか 小学生の頃から

家族ぐるみで深い親交を持ってきた間柄だったから

ん~ そうねぇ 肉親。とはまた違うんだけど

友達。とはまた違った もっと深い感情がある存在とでも言おうか。

思春期真っ只中  自分の歩むべき道を何気に見失い

挙句 楽な方へと現実逃避しだしていたあの頃も

唯一 外泊を許してもらえてたMちゃんち。

母の友人でもあったおばさんは いつだって朗らかで

学校帰り  このまま家に帰りたくないな~。なんて

約束もなく ふらりと立ち寄った時だって

炊きたてのご飯あるよ。お味噌のおにぎり食べて行きな♪って

いそいそと嬉しそうに立ち上がり 

手早く熱々のお味噌汁を作り お肉を焼いて

大きな樽で漬け込んだ自家製の漬物を大皿に盛りつけ

こんなに食べれないよ(笑)ってくらいのおにぎりを握ってくれたっけ。

ふっくらと大きくて ほんのり甘くて塩っぱいお味噌のおにぎり。

どれだけ食べたって 飽きることなんてない

おばさんの愛がいっぱい詰まった 最高のおにぎりだった。

壁面いっぱいに設えられた茶箪笥には 品の良い湯呑みが並び

お庭で咲いた季節の花々が飾られた大きなお仏壇。

気まぐれな猫ちゃんが自由に出入り出来るように

下の1マス キレイに切り取られてる障子の燦。

初秋の頃には決まって火が入る 正方形の踏ん込みの小さなコタツ

おばさんの定位置の横には 熱々の烏龍茶が入ったポットと

緑茶や珈琲の為のお湯が入った2つのポットが置かれてて

絶妙なタイミングで その時々に欲したお茶を差し出してくれました。

大抵の物は 立ち上がらなくても手が届いちゃって

ほんのり あたたかな色合いの丸型の蛍光灯の下

あたしは どれだけの温かい食事をご馳走になった事だろう。

無条件に和める第二の我が家。

そんな気楽さで玄関の引き戸を開け 時間もなにも関係なく

大人になっても 気の向くままに幾度となく訪れる事の出来た 

正に あたしの拠り所だったMちゃんち。

茶の間。

この言葉を耳にして あたしの中に思い浮かぶのは 

いつだって どんなあたしだって 変わらずに迎え入れてくれた 

おばさんの笑顔に満ちた あのMちゃんちの6疊間なのだ。

そんな あったかな茶の間で育ったMちゃん。

癌を患ったおじさんに 母娘で精一杯の看病を施し

悔いなくおじさんを見送ったその何年か後

リュウマチに苦しみ 膝の痛みから床に伏す様になっていったおばさん。

あたしも母も 出来る範囲ではあったけど

おばさんに寄り添い 子育て期も重なってたMちゃんの力になろうと

良かれと思えることに尽くしてはいたのだけれど・・・。

おばさんが おじさんの元に旅立ってどれくらい経った頃だったか

葬儀場で 親戚縁者に心無い言葉を浴びせ続けられたMちゃんは

自責の念も相まって いつしか心のバランスを崩し始め

ある日の午後 

おじさんとおばさんにお線香をあげに来たよ~(^^♪ って、

久々 能天気に訪れたMちゃんちの玄関先

一見して変わってしまった顔つきで 言葉を絞りだすように 

「もう死にたい。」って そうあたしに告げたのでした。

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